ヌチャク

コンゴ民主共和国に暮らすブショング族の伝統的な布ヌチャク。ラフィア椰子の繊維を男性が織り上げ、女性が複雑な幾何学模様や象徴的なモチーフを施すことで完成する、共同の手仕事から生まれた一枚です。
もともとは女性が腰に巻く衣装として用いられ、儀式や祭礼の場、さらには埋葬時の装束としても身につけられていた特別な意味を持つ布で、時間を重ねて生まれる独特の風合いと、抽象的でモダンにも感じられるデザインは、テキスタイルとしての存在感も格別です。壁に掛けてアートピースのように楽しんだり、ラグとして取り入れても空間に豊かな表情を与えてくれます。
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