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カート

カートが空です

誕生ストーリー②古倉庫のリノベーション



CASICAの店舗は築40年以上の古い木材倉庫をリノベーションしました。(CASICAと古い木材倉庫との出会いとコンセプト誕生については「誕生ストーリー①古い木材倉庫との出会い」でご紹介しています)この倉庫の特徴は大きな木材が建物内を移動しやすいように天井が5m以上あり、壁も最小限でがらんとしていること。この空間をどのように活かしていくのか?内装のデザインをお願いしたのは、全体のディレクションを担当しているCIRUSさん。どのようなリノベーションを行ったのか?ご紹介していきます。上の画像は入り口を入ってすぐの位置からの写真です。現在は下の画像ような空間になっています。


古いものを扱う業態だからこそ、できる限り建物が持つ魅力である、もともとの造りを活かしています。ですが、中央にある本棚は、あえて壁面をつくり日本の古家具を積み上げました。畳文化から椅子文化へと変化した現代において、日本の古い家具の新しい見せ方や使い方を再構築するインスタレーションのように仕上げています。CASICAの店内に入り、この本棚に並ぶ本を見ることでCASICAが大事にしていることやメッセージが伝わるようにしています。


こちらの画像は、最初の画像の店内右奥あたりから撮影しています。


手前のテーブルは飲食スペースのテーブルと椅子。その奥がショップになります。空間は商品で作り上げています。棚、照明、壁に飾ってあるものすべてが商品です。右奥にはギャラリースペースを作るために壁を設置しました。



ギャラリーのエントランスは、この木材倉庫ではかつて茶室などの設計施工を手掛けられていたので、茶室をイメージにしています。



茶室のにじり口のように小さめの開口にしつつ、トップの部分を少しイスラムの尖塔型にすることで、CASICAのカテゴライズされない世界観を示しています。もともとは、下の画像の天井がない空間の部分を壁で囲いました。



天井がない部分を見上げると、ホイストという木を持ち上げるクレーンのようなものがあり、天井は13.5mもあります。



緑色のバーのような部分がホイスト。かつてはこれを使って2階に木を持ち上げていたそうで、建物の福清と書いている部分にあたります。このホイストはそのまま残してあります。



この高さを生かしたギャラリー展示も行っています。飛松灯器の個展では陶磁器で作られたランプシェードを様々な高さに吊って展示しました。



小さい入り口をくぐると



13.5m高の天井に広がる灯りが美しい展示となりました。ギャラリー内は音響、温度、湿度がすべて外とは異なり、茶室のように外部と切り離された空間になっています。ご来店の際にはギャラリーの天井を見上げてみてください。

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誕生ストーリー①古い木材倉庫との出会い
CASICA

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CASICAは東京都江東区新木場にある古い木材倉庫をリノベーションしました。

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