木彫りの熊展
スウェーデンの早朝のマーケットで小さな熊を黙々と彫るおじいさんに出会った。
「去年とは彫る幅で毛並みが違うんだよ」と、嬉しそうに話してくれるその姿はまるで少年のよう。
じっくり選んだ熊をひとつ大切に持ち帰った。
寂れた土産物屋、実家のレース編みの敷物の上にあるもの。
なぜかそう認識していたものが、
日本の小さなフリーマーケットで見つけた木彫りの子熊を見つけて変わった。
スウェーデンでみつけた熊と同じだと。
モノの価値を再定義することはCASICAの大事な命題。
そのことに気がつかせてくれた熊たち。
シャケを咥えている熊
様々な毛並みの熊
ガラス玉のつぶらな瞳の熊
すべての熊に新しい居場所が見つかりますように。